【理事長ブログ】副という職の難しさ

青年会議所では多くの役職があり、その中でも「長」のつく役職が最も成長出来ると言われています。それについては異論ないですが、私の経験上「副〇〇長」という役職も「長」とは全然違う成長が出来ると感じています。

「副」はJCにとって大切な役割がありますが、「長」と比べて役割も明確になっていない所があります。例えば委員長などは、やることも多く目の前のことで精いっぱいの時があります。そんな時に「委員長が気づいてないがやるべきこと」「委員長が出来ないこと」を委員会メンバーに知られる前に、察知して手を打ち委員長を支えるのも副の役割です。しかも「副」が表に出ることなく水面下でやることが重要だと考えます。委員長を輝かせるために黒子役となって、縁の下の力持ちとなって支えるのです。(自分が出来ていたかと言えば微妙な所で、日々学ばせて頂いております。)

青年である我々は、どうしても存在をアピールしたくなる所ですが、こと「副」に限っては自分の存在をアピールする必要はなく「スマートに影から支えるのがかっこいい」という発想の転換が必要です。そこが難しい所ですが、影の行動は分かる人にはわかるものです。「副」があれこれ声を上げたり表立った行動をして目立つのはちょっと違うなと思います。極端に言えば「あそこの委員長しっかりやっているな。そういえばあそこの副〇〇長は誰だっけ?」位の存在レベルが理想ですらあると考えております。

とても難しい役職でありますが、ぜひとも全力を尽くして職務を全うして頂ければと思います。