まちづくり・広報委員会の副委員長の三島彬裕です。
5月16日教育文化センターみらいにて、行田市民大学の15周年を記念して、安岡定子先生による「今なぜ論語なのか」をテーマとした記念講演会が開催されました。OBの先輩から本公演のチラシをいただき、学生の頃、漢文は苦手だったなぁと思いつつ、論語には以前から少し興味もあったので、思い切って講演会に参加してみることにしました。
ご講演では、有名な論語の一節の解説などもしていただきました。
「学んで時に之を習う、亦説ばしからずや。」
ご講演で最初に触れた論語の一節で、学生だった頃にも聞いたことがあるものでしたが、改めて読んで、聞いて、口に出してみると、当時嫌々勉強していたころとは、少し違った印象を受けました。上手く表現できませんが、学生の頃には、勉強はしなくてはならないもので、そのための時間は当たり前に用意されていたわけですが、何かを学んでそれを常に復習して実行することができる環境というのは、本当に恵まれた状態だったのだと社会人になって感じるようになりました。論語に限らず、その人の立場やそれまでの経験によって、昔学んだものも異なるとらえ方ができるのではないかと思うと、学びは一生終わらないし、すごく奥深くて面白いものなのではないかと思います。ご講演の最後には、「君子は文を以って友を会し、友を以って仁を輔く。」という孔子の弟子であった曾子の言葉の解説がありました。学びをとおして友人たちを集め、友人たちとの交流の中で人間力が高まるのだという一節だそうなのですが、この発想は青年会議所の活動に通ずるところがあると感じます。私もまだ経験が浅いですが、青年会議所では、本人次第で、日々いろいろなことを学ぶ機会があり、そこで知り合った仲間たちとの交流の中で、本人も成長していくことができる団体なのだと思います。
今後も、いろいろな場面で、様々な学びを得られるよう、日々研鑽に努めていきたいと思います。