こんばんは。
60周年式典実行委員会 実行委員長の大谷です。
2/20(日)2月第1例会にご参加いただきましてありがとうございます。
パネルディスカッション後に頂いた質問で、お時間の都合上お答えできなかったものを石川隆美副市長がご回答下さったので載せさせていただきます。
①なぜ行田市にはチェーン店のようなお店の参入が少ないと思いますか。
本市にチェーン店の参入が少ないことを示す具体的なデータを把握していない中での考えとなりますが、チェーン店は、出店の判断に際してはそれぞれに基準を有しており、駅周辺の人口集中地域や、幹線道路沿いの交通量が多い地域であることなどが有力な判断材料であると思われます。加えて、店舗の種類や規模によっては土地利用に際して農地法、都市計画法等の法規制を受けることとなります。
本市は、地域に占める耕地面積の割合が50%※1にのぼるなど、緑豊かな環境を備えている反面、人口や交通量の多いエリアが限定的であることから、チェーン店の分布が偏っている可能性があると考えます。
一方で、チェーン店が進出しない地域においては、地域に根差した店舗が大きな役割を果たしていると思われ、そうした店舗の存在は地域に個性という彩を添えるものと考えております。
※1 出店:統計ぎょうだ 令和3年度版(市面積:6,749.0ha 田畑耕地面積:3,352.7ha)
②行田市には多くの田畑があり、土地が多くあると思います。雇用が生まれれば人口も増えていくと考えられますが、多くの商業施設やインフラの整備はまだまだ必要だと感じますか。
ご指摘のとおり、商業施設やインフラの整備により産業を誘致し、雇用を生み出すことは、本市の発展に大きく寄与するものと考えます。
本市では、今年度を計画期間の初年度とする第6次行田市総合振興計画を昨年度中に策定し、同計画において土地利用構想をお示ししています。同構想においては、広域幹線道路沿道の沿道サービス施設の誘導に向けた土地利用の見直しや、将来の上尾道路開通効果等を見据えた産業系土地利用の検討を進めることとしているところです。
③田んぼアートの取り組みが時々マスコミで取り上げられていますが、田んぼも風景もとっても大切です。時に行田市は都市開発が進められて、空いている土地が見秩序に開発されている傾向もあります。したがって大木の森を構成して自然豊かな行田市にする必要があるのではないでしょうか。
本市は、市域に占める耕地面積の割合が50%にのぼるなど、自然豊かな環境を備えています。こうした豊かな自然環境は、森林、耕地の別を問わず次世代に残すべき本市の魅力の一つであると考えます。
一方で、産業の誘致も重要であることから、本市では、第6次行田市総合振興計画において、優良農地の保全に努めるエリアや、市街地形成、産業立地の促進等を図るエリア等に区分する土地利用構想をお示ししたところです。また、集約・連携型の都市構造を目指す立地適正化計画や地域公共交通計画の策定に来年度から着手いたします。
これらの計画に基づき、秩序ある土地利用、自然と共生したまちづくりに努めてまいります。