情熱
~夢を抱き、輝きを放つために~
【はじめに】
日本財団の統計による若者世代に対する調査で「夢はあるか」「夢中になれることがあるか」という問いに「ある」と答えた方は60%で他の先進国と比べると最も少ないと出ています。超高齢化社会に突入すると言われている2025年、私たち青年世代が未来への夢や希望を持ち、情熱を燃やし続けなければ若者世代は情熱を注ぐものを見失ってしまう可能性があると危惧しています。過去を振り返れば、どんな逆境の時代でもそれに屈することなく、常に未来に夢や希望を追い求め情熱を燃やした先人たちがいました。だからこそ今、我々に求められていることは、未来への夢や希望を抱き、情熱を燃やし行動することです。その姿こそが人を輝かせ、多くの人々に感動や新たな夢を与えるものであると考えます。そのためには私たち青年会議所がまちの人と手を取り、助け合いながら情熱溢れるまちづくり運動を展開していく必要があります。いつの時代も情熱溢れる人こそが地域課題を解決する鍵となり、明るい豊かな未来に繋がると確信します。
【輝きを放つ人財の育成】
未来への夢や希望を抱き、情熱を燃やし行動することで人は輝きを放ちます。「人は人によってのみ磨かれる」これは青年会議所の価値であり、輝きを放つ人財を地域に輩出するためにこそ、私たちの拡大運動は行われています。また私たちは時代の変化に対応するのではなく、常に時代を先駆ける組織であり続けるためにも、今を生きる青年世代の力を必要としています。そのためには人と人の繋がりを大切にし、今まで以上に足を使い、多くの情報を掴み、間口を広げた拡大運動を展開していく必要があります。少しでも多くの人が青年会議所と関わる機会を増やしていくことが、未来に繋がる拡大運動になっていきます。私たちは「奉仕」「修練」「友情」を学び、多くの仲間と夢を語ることのできる組織です。だからこそ仲間の夢に寄り添うことができ、誰よりも人の成長を願い行動できる情熱を宿すことができます。その情熱ある行動は、人を変え、まちも変えることのできる輝きを放つ人財となっていきます。それがやがてまちの多くの人を巻き込み大きな輝きを生み、このまちを照らす明るい豊かな未来に繋がると確信します。
【人の挑戦がまちの未来をつくる】
私が目指す明るい豊かなまちとは、幅広い世代が夢中になれるものを見つけ、生きがいを感じ前向きに自分らしく生きていけるまちです。そのために必要なことは、失敗を恐れずに新しい挑戦をすること、挑戦そのものを楽しむことです。それぞれの挑戦に情熱を燃やすことが、すべての世代においてエネルギー溢れる前向きな姿になるための鍵となります。私たちが多世代の懸け橋となり、世代を超えて手を取り合い、新しいアイデアをつくり出すことで活力のあるまちへと変化し、新たな行田市の魅力を生み出すと考えます。行政や企業、団体を巻き込み、失敗を恐れずに突き進み、たとえ失敗してもその経験を糧に成長していく姿を見せていくことがこのまちの未来をつくっていくのだと強く感じます。私たちの情熱溢れる運動がまちの人たちの心を動かし、新しい未来をつくる挑戦へと繋がっていくと確信します。
【夢に煌めく継続事業】
1972年、行田JC創立10周年という節目の年に、若人の1万人大集会としてヤングフェスティバルが行われました。先人たちの熱い情熱とまちづくりへの理想に燃えた行動が、巡り巡って今日まで行田浮き城祭りとして形を残しています。我々は先人たちに感謝し、さらに力強い運動にして未来に残していかなければならないと強く感じます。それと同時に青年会議所は、より多くの人を巻き込み、人の心を動かすことのできる環境であるべきだと考えます。そして常に新しいチャレンジを行うためには私たちの活動、運動に対する地域の皆様の理解と協力が必要不可欠です。行田青年会議所の運動を最大限発信できる場として、また多くの人を巻き込み、未来のJAYCEEを生み出すための場として、継続事業の必要があると強く感じます。世代を超え、団結し、共に汗を流し、楽しむことのできる場を創出することで、未来の行田に夢や希望を抱くきっかけをつくっていきます。私たち自身が時代を先駆けてリーダーシップを発揮していくことで、さらに継続事業が力強い運動となり、夢と情熱が溢れ煌めくまちになると確信しております。
【情熱溢れる組織】
様々な価値観や考え方を持ったメンバーが集まる青年会議所において組織を盤石のものにするためには、互いを理解し輝く個性を調和させていくことが重要です。メンバーの小さな変化にも気づくことのできる「目配り」メンバーの向かう方向を一つにする「気配り」メンバーの先を読み、常に活動をしやすくする「心配り」この三つを併せ持つことでメンバー同士が切磋琢磨することのできる理想の組織になっていきます。仲間の成長を願う行動は、自分自身の成長にも繋がり、組織力の底上げにもなり、情熱を燃やすことのできる環境が整うと考えます。この情熱溢れる環境を広くまちに発信していくことが今年度の広報の役割です。また変わりゆく時代背景の中で変化させていくこと、変化させてはいけないことを理解し、組織の潤滑油となる必要もあります。この組織が潤うことが情熱溢れる明るい豊かなまちに繋がると確信します。
【最高の輝きを放つために】
料理の世界では包丁は人の手入れによって形が変わると言われています。私たちも出会いによって多様な人間形成が行われると感じています。誰かに馬鹿にされても構わないほど夢中になれる物事に巡り合える幸せ。誰もが夢を持ち、目を輝かせながら、夢に向かい情熱を注ぐことのできる世界。情熱を持ち、夢を追いかける時に人は輝きを放ちます。人から人へと伝承する情熱はどんな時代にも最高の輝きを放ち、未来を明るく照らしていきます。今を生きる私たちの情熱が未来の人への道しるべとなるべく、夢を抱き、挑み続けよう。それが人の輝きが照らす未来であり、明るい豊かな社会であると確信します。