まちづくり実践委員会

委員長 井桁宗明

諸行無常
~新たなご縁を数珠つなぎ~

 昨今の著しい地球環境の変化と、技術革新による進歩に私達は奔走させられ、「我々のできることは何か」と考えさせられる日々が続いています。人と直接会う事無く繋がる事が増えた今、他人との接触を避けようとする人も増えてきました。また環境の変化は、気が付いた時にはすでに様変わりしており、新型コロナウイルスの影響は新しい生活様式を生み出し、従来の生活のあり方や、働き方に対して問い直すきっかけも与えてくれました。今日に至るまで人類は、未来の為に知恵を出し合い、協力する事で、安心、安全の下に生活を送ってきました。現代社会では人と接触する機会が減り、私たちの暮らす地域や近所との協力関係や情報共有能力が築けていない事は、近年多発する自然災害等の防災への観点から見ると、住みやすいまちを維持する事が難しくなります。
 日々変化を続けていく世の中で、行田市で暮らす人や、行田市で過ごす人々の心のアップデートを図る為、行田市への転入者を始め、誰かの支えを必要としている人達に寄り添い、地域のネットワークを繋げていく社会の実現が必要です。全ての人が安心、安全と思えるまちは、人と企業と団体が協力関係を構築し、未来への環境整備や過去を共有する事で、自然災害等の不測の事態に対応でき、行田市に暮らす人の平和な未来を育んでいきます。地域と共に暮らし、仕事と生き甲斐のあるまちには、人が集まり、魅力的な新しいまちへとバージョンアップを繰り返していきます。
 本年度、まちづくり実践委員会は、人と人とのご縁を繋げる為に、挨拶や声がけ等の小さなコミュニケーションから始まり、交流の機会を増やし、未来のまちのために手を取り合う運動を行います。それが地域のご縁を繋げていく草の根運動となり、心と心のネットワークが伝播され、地域の活性化に繋がっていきます。そこには相手のことや、地域の未来を考え、行動にうつせる元氣な大人達がいて、それを見た人達、企業、団体の意識が変化していき、活気ある豊かな未来を創っていきます。
 安心、安全、生き甲斐のある豊かなまちは、誰もが住みたいまちとなり、自然と人口も増加していきます。一期一会のご縁を大事にすることで、まちの人達に心の変化がおこり、活気ある人達からさらに元氣な後継者が育っていきます。新しい人達と企業、そして団体との新たな心の繋がりは、生き甲斐や趣味の共有を生み、明るい未来が開けていきます。小さなご縁を大切にし、そのご縁を輪となる数珠のように繋げていく事で、行田市こそが我が故郷と思うような、元氣あふれるまちになります。

事業計画
1.1月第1例会新年会
2.5月第1例会
3.10月第1例会
4.オープン委員会
5.会員拡大4名
6.その他

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