家族参加型のJC活動
何年か前から日本青年会議所では「育ロム」というものを推進し始めました。
「育ロム」とは・・・
・育児世代であるJCメンバーが家庭や仕事、JC活動を平行しながらも活躍できる子育て支援等を積極的に行なうLOMを指します。
・様々なライフステージにあるLOMメンバーが活躍できる組織環境の構築を通じて、誰もが活躍できる社会の実現を目指します。
という取り組みです。
はい、裏を返せば、上記のことがうまくできていなかったということです。
「明るい豊かなまちの実現のために!」
と、一生懸命になるがあまり、家族や仕事をないがしろにしてしまってはいかんですよね。
それでも一生懸命になってしまう理由がたくさんあるのがJCのおもしろいところなわけです。(世間ではシガラミなんて呼ばれているものかもしれません。笑)
さて、前回さよならブロックの記事を書かせてもらいましたが、実は今回のさよならブロックは、家族参加型の事業となっていました。会場も家族で楽しんでもらうことができるように、東武動物公園内のイベントステージでの開催となっており、石川会長のあいさつも、年間委員会報告も、家族に見てもらえるような設えになっていました。もちろん子どもも一緒に連れてきている家族もいたので、例年と比べるとざわざわしたものになっていましたが、個人的にはとてもいい試みだと思いました。
話は少し変わりますが、メンバーのみなさん、JCに行くとき家族にいつもなんて言われますか?
「今日もJC?」
「また遅くなるの?」
という質問はたくさんされるのですが、
「今日はJCでなにをやっているの?(なんのために?)」
という質問はなかなかされなくないですか?(うちだけかなぁ?)
なかなか「なんで?」とか「なにを?」の説明ってしないんですよね。
これが続くとそのうち「勝手にしやがれ状態」もとい「ジュリー状態」に陥ってしまうわけです。
このスパイラルを抜け出すためにも「なんでそんなに?」を少しでも肌で感じてもらえる家族参加型の事業は、これからのぼくたち子育て世代(JC世代)には大切なことだと思っています。
僕たちメンバーにとっての当たり前にやっていることも、家族から見れば「ん?」ってこともあるわけですから、そのあたりを柔軟に考えていくことで相乗効果も見込めるように思います。
家族から協力してもらえる開かれた青年会議所になっていくためにも、家族を巻き込んだ事業を展開していく必要がありそうだと真面目に思うのでした。